BLOG-0018 サーキットの狼ミニカーコレクション

 京商のダイキャストカーシリーズのなかでも、異質なのが1/64スケールのミニカーコレクションだ。このシリーズは、ブラインドパッケージの販売形態をとり、コンビニエンスストア(サークルKとサンクス)で限定販売される。2004年のフェラーリ第1弾の発売を皮切りに、低価格多収集型のアイテムとしてブレイクし、以来37弾目に突入している。世界に誇る京商の技術を駆使した精密度は、サイズと価格を忘却させてしまう。

 さて、京商はキャラクター商品も展開しており、1/64シリーズの流れの中では、トヨタスポーツカーコレクションのシークレットであった、トレノの「イニシャルD」バージョンが見られる。今回、他のスケール商品で展開している「サーキットの狼」シリーズについても、満を持して1/64シリーズへ投入された。

 「サーキットの狼」と言えば、スーパーカーブームの火付け役として歴史に残るコミック作品だ。自分自身も、その真っ只中で読みふけったリアルタイムの経験者である。スーパーカーの名前や知識についても、この作品を中心に学んだ。1977年には、劇場用の実写版も制作され、友人と観に行った記憶も新しい。

 今回、どうしても欲しかった車種は、ロータスヨーロッパSPである。同車は、2006年のブリティッシュカーミニカーコレクションで発売されているが、風吹裕矢バージョンの証である赤いラインとリアウイングが加えられている。(ウイングは黒色だと思い込んでいたが、シルバーで塗装してある。)また、公道車なのでナンバープレートも再現された。どうせなら、物語前半で印象深かった早瀬佐近のポルシェカレラRSや、沖田のZパトカーなどをラインナップに加えてもらえれば最高だったと思う。第2弾は、車種的に苦しいかもしれない。

 

Toy Data 

第37弾 サーキットの狼コレクション 2009.08 京商 ¥599