★0033 同じDNAをもつ究極のガラモン

 ビッグサイズソフビ繋がりでもう一つ。1/2サイズのガラモンを引っ張り出してきた。プレジデントジャパンより、ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念の第一弾としてガラモンが発売。

 全高55cmというサイズに驚くばかりか、造形再現が難しかった全身のトゲも見事に再現された。また、賛否両論であるが瞳にはドールアイが装着され生物感を高めている。口と瞼は開閉が可能、右腕も脱着により二通りの形状にすることができる。また、2種類の固体識別記号が付属し胸に貼り付けられる。塗装に関しても、一つ一つの工程が忠実に処理されており、今のところ究極のガラモンフィギュアの座に位置しているだろう。なお、初稿設定カラーバージョンとして、グリーンの個体も発売されている。
 このような品質を認めつつ、市場からは小型であることと廉価であることが要求されたのだろう。同社は30cmサイズのスタンダードシリーズを開始する。ここでも第1弾として発売されたのはガラモンであった。55cmサイズと同じく、初稿設定カラーも製作された。さて、このガラモン、両腕が新造形で一部に若干のアレンジはあるものの、55cmサイズと全く同じ形状を呈する。背面を覆うトゲの一つ一つが、全くの相似形をしているのだ。つまり、デジタル3Dスキャンによって、原型を縮小したものなのである。この2体のガラモン、実は同じDNAをもつ兄弟なのである。

 その他、全長80cmサイズとして発売されたパゴスについても、後に30cmサイズにサイズダウンして発売されたが、同じ手法が用いられているのだろう。この様に、3Dスキャンによる縮小技術をフィギュアに適用した方法は、幾つか思い当たる。先に紹介したCCPのスペクトルマンや、究極大怪獣の第1弾にパイロットーイ(30cm)の縮小版が混じっていたことは記憶に新しい。また、京本セレクション(京本コレクションではなく)では、顔をソフトボール大で製作した後に縮小されたものだった。コナミの食玩サンダーバードシリーズは、タイトーのプライズが元データであるという噂もあった。最近では、スーツアクターの全身をスキャンして、本物さながらの体形バランスを再現したフィギュアも発売されている。@2009.09.22
 
Toy Data
ウルトラソフビシリーズ プレジデントジャパン
 第1弾 55cmガラモン 2006.12 ¥92.400

ウルトラソフビ スタンダートシリーズ プレジデントジャパン
 第1弾 30cmガラモン(レギュラーカラー)2007.08 13,440