BLOG-0027 DGは自滅をたどるのか

 新しい技術を導入することにより、一段と磨きをかけたリアル系カプセルトイ、DGウルトラマン01。出足は順調のようで、確かに売れている。しかし、その裏側には悲惨な光景が存在した。

 某買取ショップの光景。そこには、早くもDGウルトラマンが並ぶ。しかも、ゾフィー、ベムラー、レッドキングのみである。つまり、1/3や1/2アソートの個体が存在するおかげで、通常アソートの個体は過剰供給となってしまう。コレクターとしては、全種のキャラクターを揃えたいところ。しかし、そのためにベンダーを回しても随分と余分なものを買わされてしまうのだ。

 メーカーとしては、購入意欲を掻き立てる手段として変則アソートを採用していることもあって、まさに功を奏しているわけだ。だが、果たして成功と言えるのだろうか。、商品の真価として、ゾフィー、ベムラー、レッドキングも素晴らしいものだ。それなのに、犠牲者になってしまう。コレクターにとって、何ともならない不要なものになってしまう。

 HG全盛時代、キャラクターの人気の差はあったにせよ、どれも大切なアイテムだった。トレードもした、交換レートを付けたことはあるが全てが重要なアイテムであり、誰かが何かを探し求めていたのだ。変則アソートを採用せざるを得ないメーカーの立場も分かるが、終いには商品価値を著しく低下させ、収集意欲を冷ましてしまうことにもつながりかねない。HGの終末期やHGCOREの時にも、同じような事があって、その事が少なからず人気を下げる原因になっていたように思う。