★0046 DGウルトラマン3 インプレッション

 先のPartが発売されてから待つこと、およそ5ヵ月。やっと発売になってくれた。ガシャポンでは最長の歴史を持つウルトラマンシリーズ、もう少し頑張って欲しいところ。

 やっと手に入れたのに、何故か感動しない。所有したことの喜びが少ない。オフィシャルサイトや先行販売品の画像を見てしまっているからだろうか。あるいは待ちくたびれてしまったのか。

バードン
 今回のラインナップ中、最もコストを費やしていると考えられる。着ぐるみに植毛したタイプなので、造形上の限界はある。しかし、それは塗装によってカバーされている。デジタル彩色は、顔に留まらず胴体前後、羽の表裏にまで及び全身に惜しみなく施してあるのだ。
 デジタル彩色の特性として、奥行きのある立体部分は苦手のようだ。角度を変えて照射すれば可能だろうが、一発ではプリントが行き届かない。したがって、色の境界部はラフだが、その上に施されたウェザリングによって目立たなくなっている。
 HGのPart36でラインナップされたバードンと比較してみると面白い。言わずもがな、仕上がりの相違は大きい。HGのコスト上、限られた色数をどのように割り当ててあるかを見ると、担当者の悩みが伝わってくるようで面白い。また、当時は全てマスク処理でグラデーションという方法が使えなかったことが理解される。

 

ウルトラマンタロウ
 HGの初期フォーマットに戻されたことで、サイズが小さくなっている。若干マスクが丸顔になっている。キングブレスレッドを向けるこのポーズも、HG36において、先のバードンと共に既出である。
 HGCOREのタロウが良かったこともあり、DG版は体が小さくて童顔に見えてしまう(ややコタロウ風)。スーツの赤色は、よく検討されているが成形色である。但し、胸のパーツのみは銀塗装の後に赤色が施されている。理由は分からない。また、プロテクタは、その後にカラータイマーや金色の突起を彩色する。同時に、タイマー直下を赤色に被せ直している。これらの彩色全ては、デジタル処理だ。中央の赤色部分も走査線のようなものが確認できる。
 その他、靴底を白色系に塗り、足元に汚しを掛けているところが評価できる。また、眼はDG彩色である。

 

ジャンボキング
 既定のカプセルに入る限界に挑戦されたサイズ。もちろん、幾分縮小を余儀なくされるが仕方ない。サイズの制約につき、特にパーツの分割が巧みに設計されているのであろう。顔部を覗いては、オーソドックスなアナログ塗装である。
 成形色をデフォルト色に用いるために、パーツ毎に変えている。中央の胴体部分は赤色系、前後の脚が付く部位は茶色系である。しかし、DG塗装を施す部分は、ベースが濃色では発色しないため白色樹脂を用いている。そのため、全体の色調が若干異なり違和感がある。眼球は、充血の血管まで表現されている。
 出現ver.は、殆どNG。結構、色数はあるので、本体の成形色をクリアにすれば、また違ったのではないかと思う。

 

ウルトラマンエース
 何だか、小さく貧弱に見えてしまう。だが、HGのオリジナルフォーマットは尊重したい。こちらも丸顔なので、タロウと同じ原型師が製作したのだと思う。眼はDG彩色で、覗き穴まで表現されている。腰部の分割も、殆ど目立たなくて上手い具合に処理されている。

 

ウルトラマンメビウス
 あまりにもHG的で平凡なので、撮影するのを忘れてしまったくらいだ。赤色部分は成形色、DG彩色は皆無で、今、ここに存在する意味すら理解出来ない。原型師は、他のウルトラマンと同じ人だと思う。こちらも丸顔だ。(プロップと比較するとどうなのか、今回はあまり検討していないが。)

 

Toy Data
DGウルトラマン03 バンダイ 2010.05 各¥300