★0080 京商ランボルギーニ カウンタック LP500S WW

 来年の2013年で、偶然にもランボルギーニ社と京商は創立50周年を迎える。そこで、「ランボルギーニ&京商 創立50周年アニバーサリーシリーズ」と題して、1/18スケールの「カウンタック LP500S WW」が発売された。WW1号車であるレッドと、WW2号車であるブルーの車両がラインナップされたが、自分は1号車をチョイスした。
 車両型式名に“WW”と表記されるようになったのは最近のことだろう。1982年にLP400Sをベースに5000ccの排気量にボアアップされた量産モデルがLP500Sと称された。そこで、先の1970年代にカナダの石油王と呼ばれたウォルター・ウルフ氏が特注・エアロカスタマイズしたこのワンオフモデルは頭文字を取ってWWを付し区別されているようだ。あるいは、ウルフカウンタックなどとも呼ばれる。

 1970年代後半のスーパーカーブームの頃、LP500Sと言えばレッドのWWモデルのことで、フロントスポイラー、オーバーフェンダー、大型リアウイング、カンパニョーロホイール、ピレリータイヤ、そしてWWのエンブレムとrallye racingのステッカーがLP400と区別する目印だった。当時、イオタと並んでスーパーカーの頂点に位置する存在感があった。
 京商からは、同スケールのLP500S(WW)が過去に発売されている。しかし、その時はWWのエンブレムとrallye racingのステッカーは再現されなかった。今回は満を持して、我々の目に焼き付いているLP500S WWが、そのままの姿で再販された。さすがに、これを買わないわけには行かない。
 ウインカーレンズ前に貼られたrallye racingのステッカーについては、面白い話がある。rallye racingとは、車専門のドイツ雑誌(現在は廃刊)名で、取材対象となる車両に、このステッカー貼って撮影したらしい。実は、その時に撮影されたLP500S WWの写真が、スーパーカーブームの渦中にあった日本へ紹介されたのである。ステッカーは、取材後に当然剥がされたであろう。ところが、LP500S WWにはrallye racingのステッカーがないと本物ではないという観念が、日本人に植えつけられた。
 その後、LP500S WWはウォルターウルフの手から離れ、オートロマンによって日本へ輸入された。その時、特注エンジンだけはLP400のものへ換装されていたと言われる。早速、1979年の映画『蘇る金狼』にも登場し、松田優作が運転し都内を疾走するシーンに用いられた。http://www.youtube.com/watch?v=r8zPLc5zBfE
 日本人は凄いと思う。このLP500S WWを手に入れたばかりか、今はVeloce代表の岡戸氏の手に渡り維持されている。そのため、2か所にVeloceのロゴが貼られている。輸入時からナンバープレートが変わっていないことから、ずっと車検を通していることになる。今回の初回特典として、オーナーの協力を得て撮影した公道走行の動画DVDが付属している。DVDにも、Veloceのステッカーが同梱されていた。

 現代の街中を走るLP500S WWは、40年前と比較して何の老いも感じられない。それどころか、今でもなお際立つ存在だ。

 

Toy Data
KYOSHOオリジナル
1/18ランボルギーニ カウンタック LP500S WW (レッド)DVD付

2012.09発売
¥15,540